【作 者 名】照屋 洋
【登場人物】男3名、女7名 計10名
【上演時間】約35分
【コメント】
同じ現象を見ても、それをプラスに考える人もいればマイナスに考える人もいます。「事実」はその人がどう見るかによって違ってくるものなのかもしれません。自分の身の回りで起きていることも世界で起きていることも。
また、今見ていること、聞いていること、情報として得たことも果たして「真実」なのか。「マジック」を見せられているとまでは言いませんが、「見ている」のではなく「見せられている」のかもしれません。
自分の目で見、自分の頭で考え、自分の意志をもつことはとても重要です。
この話は、自分に自信がなく、とかくマイナス思考になりがちな少年が、自分の意志をしっかり持って、前向きに歩んでいくことを決めた成長の物語です。
そんな意味からも、太陽の沈む「西の空の果て」から「拾い集めてきた」マイナスのものをひとつひとつ克服していく戦いの場面は、ぜひ丁寧に、思いを込めて創ってください。
なお、劇中「呪文」は、これを書いたときに流行っていたお笑い芸人さんのギャグをもじって使わせていただきましたが、みなさんが上演する時は、そのときに合わせて、あるいはオリジナルで作ってみるのもいいと思います。そんな作業もみんなで楽しんでやってみてくださいね。
【使 用 料】脚本公開規則に準ずる
【上演許可】
作者より都中劇研に一任されています。
こちらからご連絡下さい。
*この作品は、水木しげるの短編をテーマとした「せんがわ劇場第一回演劇コンクール」応募作です。水木氏からの許可は得ています。
【上演記録】2009年度都大会
せんがわ劇場第一回演劇コンクールプレ上演
2010年度全国中文祭(予定)等